ウィズコロナのオペラ 響け 声楽家ら津幡で19日 ミニ公演

2020年7月17日 05時00分 (7月17日 10時05分更新)
アクリル板(中央)や波板(左右)、扇風機(左下)などで感染対策をし、ミニオペラに向け練習する【左から】近藤洋平さん、清水史津さん、田島茂代さん=金沢市内で

アクリル板(中央)や波板(左右)、扇風機(左下)などで感染対策をし、ミニオペラに向け練習する【左から】近藤洋平さん、清水史津さん、田島茂代さん=金沢市内で

  • アクリル板(中央)や波板(左右)、扇風機(左下)などで感染対策をし、ミニオペラに向け練習する【左から】近藤洋平さん、清水史津さん、田島茂代さん=金沢市内で

◇大型アクリル板設置
◇窓を開放


 コロナ禍の時代でもオペラを歌い、皆さんと楽しみたい−。そんな思いを胸に、北陸に住む声楽家やピアニストが十九日、ミニオペラを津幡町の県森林公園のわくわく森林ハウスで上演する。客席を二十人分ほどに絞り、四人の声楽家の近くにアクリル板をそれぞれ設置。窓を開け放ち、換気しながら感染予防に最大限配慮する。(沢井秀和)
 出演するのはソプラノの田島茂代さん(金沢市)、メゾソプラノの仲谷響子さん(輪島市)、テノールの近藤洋平さん(富山県砺波市)、バリトンの渡辺洋輔さん(同県射水市)。
 ピアニストで、ミュージックアート北野印房(金沢市広坂)を主宰する清水史津さんが「今できることをやろう」と呼び掛けたところ、四人が応じた。
 音楽界では、感染対策をしながら演奏活動を再開する動きがあるが、オペラはほとんど上演されていない。圧倒的な声量ゆえの飛沫(ひまつ)による感染リスクをいかに解消するかが課題となっている。
 高さ一・八メートル、幅二メートルのアクリル板五枚を特別に注文。声楽家同士の間隔や舞台と客席の間隔をできる限り確保する。
 演目はモーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」。親友の恋人を互いに口説く物語で、ハーモニーが聞かせどころ。五十分程度に短くし、美しい曲を選んで上演する。
 清水さんは「歌い手、聞き手がそれぞれの立場で、今できるよりよい舞台、音楽活動をともにつくり上げていきたい。森林公園という環境の中、換気や自然の音とともに音楽を楽しんでもらえたら」と話す。
 演出も手掛ける近藤さんは「出演者、聴衆の皆さんの安全を担保するのが第一。その上でゼロから一歩踏み出すことが大切」と力を込める。ドイツなどでの舞台経験が豊富な田島さんは「挑戦できる場を与えていただきありがたい」と話している。
 ミニオペラは当日午後二時半から上演する。完全予約制で先着順。入場無料だが、協力金を呼び掛ける。前日の十八日には、感染症対策のための会場設営から本番通りに歌うまでの様子を動画で撮影。編集した上で近くインターネットで公開する。問い合わせや申し込みは、清水さんのメールアドレス(green.piano1019@icloud.com)へ。

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