東京五輪「無観客望まず」 IOC会長 感染対策、隔離も検討

2020年7月16日 13時32分 (7月16日 13時35分更新)
 【ジュネーブ=共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は十五日、オンライン形式による非公開の理事会後に記者会見し、新型コロナウイルスの影響で来年夏に一年延期となった東京五輪の開催に向けて「さまざまなシナリオを検討している」と表明した上で「無観客での開催は明らかに望んではいない」と断言した。感染防止策として隔離措置を一例に挙げた。
 同会長は「参加者の安全が最優先だ。引き続き世界保健機関(WHO)のアドバイスに従っていく」と世界で広がる感染状況を注視する考えを強調し「来年七、八月に東京五輪を開催するために全力を尽くす」と述べた。旧計画から開会式を一日前倒しした大会は二十三日に開幕一年前を迎える。
 理事会では、東京五輪の準備状況を監督するIOC調整委員会のコーツ委員長が経過を報告。IOCと大会組織委員会は合同の作業部会で会場確保や経費削減につながる大会簡素化に取り組んでおり、バッハ会長は「順調に進んでいる」と評価した。競技会場や選手村については、十七日の総会で報告を受けるという。
 二〇二二年にセネガルの首都ダカールで開催予定だった第四回夏季ユース五輪を二六年に延期する方針も明らかにした。同国の提案とし、東京五輪の延期に伴って二二年北京冬季五輪など主要大会が続くことを理由の一つに挙げた。東京五輪の延期決定後では初となる十七日の総会で承認を諮る。

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