小出義雄さんが最後に病床で語った言葉で挑戦決意 川口孝志郎さん65歳で岡崎学園高の女子駅伝部顧問に

2020年7月16日 11時35分

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岡崎学園高の横井監督(左)と握手を交わす川口さん=岡崎市内で

岡崎学園高の横井監督(左)と握手を交わす川口さん=岡崎市内で

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 6月に愛知・岡崎学園高の女子駅伝部顧問に就いた元中京大監督の川口孝志郎さん(65)が15日、愛知県岡崎市内で会見。川口さんは、師と仰ぐ小出義雄さん=2019年4月死去=が最後に病床で語った言葉が、陸上の指導者を続ける決め手になったと話した。
 川口さんは中京大中京高(愛知)で駆け出しの指導者だった40年近く前、当時市立船橋高(千葉)を強豪に育てていた小出さんに電話をかけた。「どうしても勝てなかったので勉強させてもらおうと。生徒を連れて毎年夏に合宿させてもらうようになった」
 練習後には、小出さんと酒を酌み交わしながら午前3時、4時まで陸上談義にふけった。「試合のための練習をしなさい」―。小出イズムが指導のベースになった。
 亡くなる1週間ほど前、病床を見舞った。ベッドに横たわる小出さんから、「川口君は若い。まだやれる」と声をかけられた。80歳になっても現役を貫いた小出さんの言葉が心に染みた。
 今年3月に一度は定年退職したが、教え子が監督を務める岡崎学園高から現場復帰を請われると、迷わなかった。「『まだやれる』という言葉をかみしめている」と川口さん。高橋尚子さんらを育てた名指導者の遺産は、今も陸上界に息づいている。

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