若狭町観光振興ビジョン改定へ 首都圏でPR強化提示 

2020年7月16日 05時00分 (7月16日 09時43分更新)
ビジョン改定に向けて意見を出し合う観光関係者ら=若狭町役場三方庁舎で

ビジョン改定に向けて意見を出し合う観光関係者ら=若狭町役場三方庁舎で

  • ビジョン改定に向けて意見を出し合う観光関係者ら=若狭町役場三方庁舎で
  • 5月の大型連休中の熊川宿は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で観光客の姿が見られなかった=5月4日、若狭町熊川で

 初会合ツーリズム開発も

 若狭町は新型コロナウイルスの影響や北陸新幹線敦賀開業が二〇二三年春に迫ることを踏まえ、町内に観光客を呼び込むための「町観光振興ビジョン」を改定する。町役場三方庁舎で十三日、初回の会合を開き、町内の観光関係者から基本方針について意見を聞いた。事務局の町は、北陸新幹線の起点となる首都圏でのPR強化や沿線の富山、石川との差別化、新しい生活様式を取り入れたツーリズム開発などの見直し案を提示した。 (高野正憲)
 初回会合には町の観光関係者ら約二十人が参加。「最近では嶺北から来る人も多い。県内のお客さんに重点を置いた方がいいのでは」「前回ビジョンの達成度合いの検証が必要」「数値目標や誰が主体となって取り組むのかを具体化させたい」などと意見が出た。
 五年前から町活性化へ提言をしており、アドバイザーを務める大妻女子大(東京)の宮田安彦教授は「まずコロナの影響を見据えた短期的な計画を立て、五カ年計画は新幹線開業後の時期に設定した方が良い。地元の魅力を、自分たちの言葉で説明できるようにしてほしい」と助言した。
 会合では、策定のあり方も決定。策定委員会を中心に改定案づくりを進め、宮田教授や首都圏在住の町出身者でつくる「東京若狭会」、町内の観光団体トップらによる策定懇話会が助言するとした。今後、月に一度会議を開く。十二月中にビジョンをまとめて、森下裕町長に答申する。
 ビジョンは〇九年に策定し、一六年に一度改定された。改定五年目となった今年、新型コロナウイルス感染拡大により、町内の多くの民宿や観光施設は、四、五月に営業を自粛。営業再開した七月現在も例年の水準に達していない。今後一、二年は悪影響が続く中、北陸新幹線敦賀開業が間近に迫るなど社会情勢が大きく変化したことから、今後五年ほどを見据えた改定版を策定することにした。
 策定委員会の委員長に選ばれた若狭三方五湖観光協会副会長の岡勝之さんは「町の観光資産を地元の人が共有できるようにビジョンで提示したい」と力を込めた。

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