「キラーになりつつある」巨人・原監督ご満悦!抜てきの北村&ウィーラーの活躍で天敵ジョンソン攻略
2020年7月15日 23時06分
◇15日 広島1-12巨人(マツダ)
巨人は原辰徳監督(61)の采配が的中して天敵ジョンソンを攻略した。1回。いきなり1番抜てきの北村が右前打で出塁。すると2番坂本には犠打のサイン。昨季40発を放った超攻撃的2番が今季初犠打を成功させると、4番岡本がキャプテンの“献身”に応える中前適時打を放ち先制に成功した。
「そうそうチャンスはないという中でスコアリングポジションに走者を置きたかったというところですね」と原監督。ジョンソンがマツダで投げる巨人戦はこれまで7試合で3勝無敗、防御率1・32。巨人は昨季、計13イニングで無得点に終わっている。だからこそ丸をベンチに下げてまでウィーラーを起用するなど野手8人中、右打者を7人並べる徹底ぶり。「なかなか手ごわい投手。思い切ったことが今の状況ならできるという中で期待に応えてくれた」。執念は選手にも乗り移った。
3回には先頭の北村が2打席連続安打となる中前打でチャンスメーク。これをきっかけに2点を奪うと、5回は、そのウィーラーが移籍後初となるアーチを左中間席に放ち、ベンチのムードは最高潮に。指揮官は「(北村は)ジョンソンキラーになりつつあるよね。ウィーラーも」としてやったりだった。
猫の目打線が機能している。開幕直前に「6、7人固定したメンバーでという理想があったけど、現時点では全体の力を見ながらオーダーを組んでいくことの方が総合的に力は上がる」と語っていた原監督。20試合で19通りの打順を組んで開幕ダッシュに成功。この日は「マツダのジョンソン」という障壁を1番北村、3番ウィーラーの新打線で突破した。
これで2連勝で首位をがっちりキープ。原監督は「まだまだ始まったばかり」と先を見据えるが、前夜チーム歴代2位となる監督通算1035勝を誇る眼力が随所に効いている。
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