特支学校の現状と改善訴え 浜松市西区で親の集い

2020年7月15日 05時00分 (7月15日 05時03分更新)
「知的障害や肢体不自由の高校生も通学バスを利用できるようにしてほしい」と訴える鈴木奈美さん(左)=浜松市西区で

「知的障害や肢体不自由の高校生も通学バスを利用できるようにしてほしい」と訴える鈴木奈美さん(左)=浜松市西区で

  • 「知的障害や肢体不自由の高校生も通学バスを利用できるようにしてほしい」と訴える鈴木奈美さん(左)=浜松市西区で
 特別支援学校に通う子どもの通学を考える親の集いが十四日、浜松市西区で開かれた。フルタイムで働きながら重度知的障害がある長女(14)を育てる鈴木奈美さん(40)=中区=が、支援学校高等部からは通学バスが利用できなくなる現状と改善を訴えた。 (久下聡美)
 中学三年の長女は、現在学校の通学バスで県立浜松特別支援学校(南区江之島町)に通っている。しかし、「義務教育ではない」「就労に向け自立した生活を送るため」などの理由から、高校生になると公共交通機関か、親による送迎での自主通学になるという。
 鈴木さんは「視覚や聴覚の特別支援学校に通う高校生は通学バスでの送迎があるが、知的障害や肢体不自由の子が通う学校にはない」とした上で、「娘は一人で公共交通機関を使って通うのは困難。共働きの家庭も多く、高校生でも利用できる通学バスの運行を模索する道を考えてほしい」と行政への要望を語った。
 また「子どものために仕事や趣味、自分の人生を諦めてきた同じ境遇の保護者は多い。障害がある子どもを育てる親も選択肢のある生活を送ることができる社会に変えていきたい」とより暮らしやすい共生社会の実現を訴えた。親の集いは、母親支援プロジェクト「all for mam」が開催した。

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