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魚食性恐竜の歯の化石発見 勝山の発掘現場から18本

2020年7月15日 05時00分 (7月15日 05時00分更新)
勝山市の地層と同じ年代のラオスの地層から見つかったスピノサウルス科イクチオベナートルの生体復元模型=荒木一成さん制作

勝山市の地層と同じ年代のラオスの地層から見つかったスピノサウルス科イクチオベナートルの生体復元模型=荒木一成さん制作

  • 勝山市の地層と同じ年代のラオスの地層から見つかったスピノサウルス科イクチオベナートルの生体復元模型=荒木一成さん制作
  • 発見されたスピノサウルス科の歯の化石=勝山市の県立恐竜博物館で
  • 歯の化石を説明する服部主事(左)と柴田主任研究員=勝山市の県立恐竜博物館で
 県立恐竜博物館は十四日、勝山市北谷町杉山の約一億二千万年前(白亜紀前期)の地層から見つかった歯の化石十八本は、魚食性恐竜「スピノサウルス科」のものだと発表した。国内での発見は四例目。保存状態が良好で、一億六千万〜一億年前の間に世界で大きく変化したとされるスピノサウルス科の分布域を知る手掛かりになるという。 (山内道朗)
 博物館内で、柴田正輝主任研究員と服部創紀主事が会見した。化石は一九八九(平成元)年に発掘が始まった手取層群北谷層の恐竜化石発掘現場で、断続的に見つかった。最も太い化石で長さ四十六ミリ、前後幅十八ミリ、横幅十六ミリ。断面が前後に長い楕円(だえん)形であることや口の中に向かって曲がる形状、縦方向に筋があるなどの特徴から、大型獣脚類のスピノサウルス科と判断した。国内ではほかに、約一億三千万年前の地層から群馬県神流町で二本、和歌山県湯浅町で一本が見つかっている。
 発見当初は世界的に歯の化石の研究が進んでおらず、ワニや首長竜の歯との見分けが難しかった。同博物館では、決定的な証拠になる骨の化石の発見を優先させていた。一九年にスピノサウルス科の歯の特徴をまとめた論文が発表され、判断...

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