緩和ケア専門 有料老人ホーム「GARO」 社長・看護師 金丸直人さん(42)=名古屋市昭和区 ぬくもりあるケア目指す  

2020年7月14日 05時00分 (7月14日 11時15分更新) 会員限定
 白を基調にした明るい談話室で、車いすの高齢女性がくつろいでいた。「人生の締めくくりの場」に来た安心感だろうか、穏やかな表情だ。

ぬくもりにこだわった談話スペースを紹介する金丸さん


 名古屋市昭和区に一昨年十一月オープンした「GARO HOME鶴舞」は、末期がん、難病の緩和ケアが専門の有料老人ホーム。「最期までその人らしく暮らせて、痛み、苦しみをゼロにしていく」がモットーだ。
 宮崎県出身。高校時代に認知症の曽祖父の在宅介護を経験し、本人や家族の苦しみに寄り添う看護の仕事に関心を抱いた。岐阜大看護学部を卒業後、総合病院の集中治療室、精神科病院の勤務を経て、在宅支援の分野へ。サービス付き高齢者住宅などで経験を積む中で「がんや難病のケアが不十分。費用も高い」と痛感した。
 末期がんを対象にした病院の緩和ケア病棟は、入院期間の制限や、高額な個室料などで、利用しにくい場合もある。かといって在宅介護は難しい。行き場の乏しい患者のニーズに応えるには「看護師が主体となって医療サービスを提供し、家庭のぬくもりがあり、できるだけ安い価格で入れるホームが必要」。そんな夢を描いて起業した。
 入居するには敷金が必要だが、利用費は家賃、共益費、食費などを合わせて月八万...

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