埼スタにサポーターが帰ってきた…3094人の拍手に応えたJ1浦和 鹿島を撃破し2位浮上

2020年7月13日 02時12分

このエントリーをはてなブックマークに追加
鹿島に勝利し、間隔を空けて観戦したサポーターに手を振り応える興梠(右端)ら浦和イレブン

鹿島に勝利し、間隔を空けて観戦したサポーターに手を振り応える興梠(右端)ら浦和イレブン

  • 鹿島に勝利し、間隔を空けて観戦したサポーターに手を振り応える興梠(右端)ら浦和イレブン

◇12日 J1第4節 浦和1-0鹿島(埼玉スタジアム)


 浦和は鹿島を1―0で振り切り、首位川崎と勝ち点10で並び、得失点差の2位に浮上した。鹿島は開幕4連敗。
 埼スタにサポーターが帰ってきた。3094人。人数は少なくとも、開始から最後まで力強い拍手が鳴り響き、「乗っていくことができた」と大槻監督。重い試合が動いたのも、スタジアムが大きな拍手に包まれていた瞬間だった。
 後半7分、敵陣左サイドのFK。山中が鋭い左クロスを送ると、逆サイドに走り込んだ岩波が折り返した。ゴール前で今季初出場、初先発のエベルトンが右ヒールで押し込んだ。「サポーターは12人目の選手として不可欠。スタジアムで後押ししてくれるのは重要だった」。熱気を作り出した観衆に背中を押され、奪った決勝点だった。
 政府の方針に従い、今節から上限5000人の制限付きで観客が入った。観客同士の距離を空け、飛まつ感染の予防で声援や手拍子は禁止されたが、好機や好プレーには拍手が湧き、鹿島が球を持てばブーイングに代わって椅子をたたいた。試合が進むと禁止された指笛が盛んに飛び、試合後には凱歌が合唱された。
 選手は呼応した。走り、体を張った。「気持ちが入る。良いプレーに対する拍手の後押しがあと一歩、スプリントを引き出してくれる。ありがたい存在」とは山中。放ったシュートは前後半で計4本。終盤は圧倒されながら、耐え、踏ん張った。そこに価値がある。
 今季3勝1分けで2位浮上。サポーターの眼前で、昨季14位に沈んだ赤い悪魔が往時の力強さを取り戻しつつある。
PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ