南区桜田中で記事使い職業理解深める

2020年7月4日 05時00分 (7月10日 17時08分更新)

新聞記事を使い、見出しに当てはまる言葉を考える生徒ら=名古屋市南区の桜田中で

 名古屋市南区の桜田中学校は六月三十日、小中学生記者がさまざまな仕事を取材する、本紙学ぶ面掲載の「お仕事ファイル」(現在、休載中)の記事を使い、職業について理解を深める授業を行った。新型コロナウイルスの影響で職業体験をするめどが立たない中、新聞記事を教材として活用した。(福沢英里)
 教材に使われたのは、トマト農家や漫画編集者、海上保安庁の巡視艇船長など十一の職業の記事。教員が見出しの一部を消し、穴埋めできるようにした。例えばキャビンアテンダントでは「おもてなし」の部分を目隠しした。
 授業には、二年生の百七十七人が参加。三〜四人のグループに分かれ、本文だけでなく、写真説明や小中学生記者の感想にもくまなく目を通した。手掛かりを探し、当てはまる言葉をひねり出していた。
 森翔優さんは「いろいろな仕事があり、記事では仕事に対する思いや大変さを知恵を絞って見出しに込めていることを知った」と話した。授業を企画した一人で、学年主任の林雅子教諭は「勉強の得意、不得意に関係なく、ひらめきやつぶやきから答えを導く姿が見られた」と手応えを感じていた。
 二年生は例年、キャリア教育の一環として企業などを訪問する職業体験を実施してきた。今年は新型コロナの影響で実施のめどがたっていないため、学校でできる職業体験の機会にしたいと新聞記事から学ぶ方法を選んだ。
(7月4日付 中日新聞朝刊市民版より)

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