豪雨から一夜 八百津、白川 壊された日常

2020年7月10日 05時00分 (7月10日 12時52分更新) 会員限定
全壊した釣り鐘堂を見上げる服部住職=八百津町の正伝寺で

全壊した釣り鐘堂を見上げる服部住職=八百津町の正伝寺で

  • 全壊した釣り鐘堂を見上げる服部住職=八百津町の正伝寺で
  • 無数の木がなぎ倒された南宮神社=八百津町八百津で
  • 見舞いに訪れた仕事の関係者と話しをする杉山さん(右)=白川町河岐で
 県内各地を襲った猛烈な雨から一夜明けた九日、突風が発生した八百津町では、被害の全体像が明らかになってきた。建物の損壊は百十棟に上り、このうち住宅一棟が半壊。倒木も二十九カ所で確認した。一方、白川の氾濫で二十七棟が浸水した白川町では、前日に続いて後片付けに追われる住民の姿もあった。 (渡辺大地)
 八百津町によると、建物の被害は、同町野上のホームセンター「コメリハード&グリーン八百津店」から町役場までの三キロの直線上に集中。半壊した一棟は個人の別宅で、屋根の半分ほどが土台ごと吹き飛んだ。また、住宅五十五棟と、酒蔵、美容院の店舗二棟では、屋根瓦がはがれるなど一部破損の被害も出た。倉庫や車庫の全壊や半壊、一部破損も相次いだ。
 同町野上の古刹(こさつ)「正伝寺」では、築約三百年と伝わる高さ約四メートルの釣り鐘堂が全壊した。屋根を支えていた柱は押しつぶされるように横倒しになり、屋根瓦や折れた木材が散乱した。
 服部牧雲住職(71)は「表現できないような音の風が吹き、雨も真横に降っていた」と振り返る。再建のめどが立たないため、今年の除夜の鐘突きは取りや...

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