山中漆器の職人技「見学」 加賀の白鷺木工 無料で企画 18日にオンラインツアー

2020年7月10日 05時00分 (7月10日 05時01分更新)
木に切り出す場所の印を付ける作業を紹介する戸田義治代表(左)と、それを撮影するスタッフ=石川県加賀市で

木に切り出す場所の印を付ける作業を紹介する戸田義治代表(左)と、それを撮影するスタッフ=石川県加賀市で

  • 木に切り出す場所の印を付ける作業を紹介する戸田義治代表(左)と、それを撮影するスタッフ=石川県加賀市で

 山中漆器製造の白鷺(しらさぎ)木工(石川県加賀市)はビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使った工房のオンライン見学ツアーを十八日に開く。原木から加工する様子を見られるほか、チャット機能で職人に質問することもできる。参加無料。同社ホームページで申し込みを受け付けている。
 ツアーでは、原木の種類や特徴の紹介に始まり、原木を切り出し、機械で削って器を形作るといった製造工程を伝える。職人の手元を拡大して写すこともあり、臨場感にあふれる。
 六月中旬に業界関係者を招いて開いたところ「木の塊が器に変わる瞬間が圧巻」「職人を身近に感じた」と好評で、チャット機能を通じ「おがくずはどうするのか」といったさまざまな質問も出たという。
 きっかけは五月。営業企画担当の末広千春さん(44)が汁わんを愛用する横浜市の顧客から「子ども用にも買いたいのでズームで商品を見せて」と頼まれた。コロナ禍で店に足を運べない中、「せっかくなので」と工房の様子も一緒に紹介すると喜ばれた。
 八月二十二日には、親子向けのオンライン見学ツアーも開く予定。末広さんは「手間をかけて作っている山中漆器に、愛着や興味を持ってほしい。子どもたちが職人になりたいと思うきっかけになれば」と話している。 (高本容平)

関連キーワード

PR情報