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アドレスをチェック!お部屋でできるパッティング練習

2020年7月9日 05時00分

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 前回から始まったアイアンのレッスンは少しだけ中断して、今回は部屋でもできるパッティング練習のドリルを紹介します。安定したパッティングを打つためにはアドレスと目の位置をチェックすることが大切です。もちろん、力の入れ具合も重要です。新型コロナウイルスの影響でなかなかコースへ出られない方もいらっしゃると思います。このドリルで、少しでも実戦感覚を取り戻してください。
(取材・構成 堤誠人)

目線は次第にずれる

 ツアーに参戦していた時、パッティングのストロークはいつも同じように意識しているのにフィーリングが違ってしまい、苦戦することがありました。そのような時に何が大切なのかと見直してみると、アドレスが最も大切だと感じ、それからはスタート前やホールアウト後にアドレスのチェックをするようになりました。この時に取り組んでいたのが凹形の鏡を使ったドリルです。
 このドリルで私が気を付けていたのが、アドレス時のボールの位置と目の位置です。
 鏡には数本の線が入っているので、鏡に映った自分の顔を見れば目の位置や目線を確認できます。ボールや目の位置、目線がずれてくると、同じストロークをしても思うようにいかなくなってくるので、常に同じ位置にあるかをチェックします。
 また、毎日の練習でも、疲れてくると自然に同じ位置で立たないようになってしまい、いつもとは違うところに目の位置があると感じていました。このようなズレを修正するためにも必要なドリルです。雨の時など、コースで練習ができない時には部屋の中でも実践していました。

ずらして何発か打つ

 では、実際にやってみましょう。パターマットの上に、鏡を目標とする方向へ真っすぐ向けて置きます。そして、鏡のくぼんでいる部分にボールを置きます。この時、ボールの回転も同時にチェックできるように、私はボールに入っているラインを目標に合わせて置いています。
 まずアドレスをとります。この時に鏡をのぞき込んで、自分の目の位置がどこにあるのかをチェックします。私は左目の下近くにボールがあると良いフィーリングでストロークができるので、いつもその位置で構えられるように心掛けています。
 この練習では、常に安定したストロークをするために、アドレスで自分に合ったボールや目の位置を探すことが大切です。少しずつ目の位置をずらして、自分自身がストロークしやすいところを見つけてください。パターの調子が良かった時などにこの練習でアドレスをチェックすると、自然と自分に合ったボールや目の位置を発見できます。スタート前にこれらのチェックをするとストロークが安定します。

ストロークは体幹で

 もう一つ、このドリルで心掛けているのは手や腕の力を主体にストロークをしないことです。手の力だけを意識するとパターはいくらでも速く打てますし、いろんな方向にストロークできます。しかし、自分の体幹を意識すると、そんなに速く動かせるものではありません。
 なので、私は体幹を意識して、しっかりと体を使って、いいリズムで打てるようにすることを心掛けています。手の力が強いと、緊張した時などは打点が安定しません。こうなるとショートパットにしろロングパットにしろ、距離感でミスが出ます。このようなミスを防ぐためにも体幹を意識して、しっかりと距離感を出すことを考えながら練習しています。
 ぜひ、試してみてください。

【しのぶのひとりごと】

すごく楽しそうな選手…コロナ禍でゴルフの素晴らしさ教わった

 今年からコースセッティングをさせていただくことになった私にとっても、6月末に行われた国内女子ツアー今季開幕戦のアース・モンダミン・カップは貴重な大会でした。
 厳しい場所にカップが切られている9番パー3で多くの選手がピンを狙ったことや、長いパー4の11番で第2打をアイアンで打つ選手がいたことなど、選手の飛距離や攻め方などが参考になりました。インターネット中継では、コースをセッティングした先輩の茂木宏美さんの意図なども聞くことができて、とても勉強になりました。
 今までは自分の目線でしか見ていなかったので、どのようなセッティングにしたら良いかというイメージがあまり持てなかったのですが、この大会を見て、少しずつですがイメージできるようになってきました。
 また、選手のみんながすごく楽しそうに試合しているのを見て、私もうれしくなりました。優勝した渡辺彩香さんにとって、優勝できなかったこの5年間近い時間はとても悩み、苦しんだことも多かったと思います。それでも、自分自身を信じて、それを乗り越えて復活優勝したことに感動しました。
 このコロナ禍の中で、改めてゴルフの面白さや素晴らしさを教えていただいた選手、関係者の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

▼諸見里しのぶ(もろみざと・しのぶ) 1986(昭和61)年7月16日生まれ、沖縄県名護市出身。身長160センチ。ダイキン工業所属。おかやま山陽高を卒業後、2005年のプロテストに合格。06年にツアー初優勝、09年には6勝を挙げ賞金ランキング2位と躍進した。国内メジャー大会3勝を含むツアー通算9勝。昨季限りでツアーの第一線から退いた。

 取材協力 Link Peformance Studio(東京都港区海岸3の26の1 バーク芝浦2F) (電)03(4400)1260
(隔週木曜日の紙面に掲載)

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