球史に残るまさかの弾切れ…中日・与田監督が“打順”とともに反省した“登録枠” 野手を補充していなかったツケ

2020年7月8日 11時53分

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ヤクルトに敗れ、肩を落とす与田監督(左)ら=ナゴヤドームで

ヤクルトに敗れ、肩を落とす与田監督(左)ら=ナゴヤドームで

  • ヤクルトに敗れ、肩を落とす与田監督(左)ら=ナゴヤドームで
  • 中日―ヤクルト 10回裏2死満塁、代打三ツ間が空振り三振に倒れ、試合終了となる=ナゴヤドームで

◇7日 中日1-2ヤクルト(ナゴヤドーム)

 まさかの“弾切れ”だった。同点の10回に守護神・岡田が無安打ながら4四球で1点を失った直後、中日はその裏、遠藤、高橋の安打で1死一、三塁のチャンスをつくった。続く平田が右飛に倒れて迎えた2死一、三塁で京田の場面、ヤクルトベンチは何と申告敬遠を選択した。あえてサヨナラの走者を得点圏に進めたわけだが、その作戦の理由は次の打者にあった。次打者の8番に入っていたのは投手の岡田。だが、中日ベンチに野手は残っていなかった。
 その時点でベンチに残っていたのは三ツ間、橋本、祖父江、岡野、鈴木博、ゴンサレスの投手6人。中日首脳陣は通算18打数無安打の岡田をそのまま打席に立たせるのではなく、6人の中で唯一安打を記録したことがある祖父江(通算5打数2安打)でもなく、昨年まで通算4打数無安打の三ツ間を代打で指名したが、結果は1ボール2ストライクから最後はヤクルトの守護神・石山の低めスライダーを空振り三振。一打サヨナラのチャンスはついえた。
 試合後、与田監督は「加藤と岡田のところ、(打順をそのままにしたのは)それは完全に僕のミス」と悔やんだ。実は延長10回に入る段階でバッテリーごと交代したが、打順は8番が岡田、9番が加藤。せめて逆にしていれば、赤っ恥をかかなくて済んだ格好だったが、10回表に2点以上取られて1点を返してなお2死満塁で岡田というケースもあれば、代打・三ツ間が安打や四球を記録して同点の2死満塁で岡田というケースもあっただけに、打順の問題ではない。
 さらに、与田監督がもう一つ反省したのは登録枠の問題。アルモンテが故障で離脱した3日の巨人戦で、A・マルティネスを昇格させたが、同時に新人の郡司を抹消。捕手が4人になることが理由だったが、代わりの野手を昇格させないまま、この日を迎えていた。今季は新型コロナウイルスの特例で登録枠が31人、ベンチ入りが26人と拡大されている中、「あと1人、予備のために置いておくこともしなかったので、そういったことも含めて監督の責任」と発言した。
 「1つの枠をどう考えるのか、すごく大事になってくると思うので、この反省を次に生かさなければいけない」と与田監督。スタメン起用した溝脇や武田を早々と交代させたことを含めて、いくつもの要因が重なった今回の采配。中日で投手が代打で起用されるのは森監督時代の2018年5月3日のヤクルト戦(神宮)の9回1死一塁から笠原が起用されて以来2年ぶりだったが、そのとき野手は工藤も木下拓も残っていて、笠原への指示はバント。当時は延長12回制、慎重を期しての起用だった。
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