連載<デジタルメディアの現在地> 全6回

2020年7月6日 20時00分 (7月11日 20時01分更新)

日本記者クラブで会見したヤフーの川辺健太郎社長=今年2月、東京都千代田区で

第1回 「ヤフーに罪はない」 巨大プラットフォームと伝統メディアの愛憎劇

天気や災害、交通情報からショッピングまで、あらゆるサービスを擁する日本最大のプラットフォーム、ヤフー。トップページの真ん中で、吸引力となってきたのがヤフーニュースだ。日本で最も読まれるニュースサイトとなったヤフーは、この20年でニュースの生態系を一変させた。新聞などの伝統メディアは、あらゆる記事をタダ見せするヤフーに恨み節を漏らしつつ、依存するのをやめられない。ニュースの巨人はどこに向かい、新聞は将来像をどう描くのか。 (つづきは…)

新型コロナウイルス関連の独自記事に力を入れるニューズピックス

第2回 ニューズピックスとスマートニュース~コロナ禍で躍進の次世代メディア

新型コロナウイルスの世界的な感染の広がりに伴い、経済や暮らしがどのような変化にさらされるのかとの不安が強まり、人びとのニュースへの関心が急激に高まった。そうした時機を捉え、存在感を増すネットメディアがある。自前の編集部でつくる独自記事を売りにする「ニューズピックス」と、テクノロジーの力で国境を越えてニュース配信サービスを展開する「スマートニュース」だ。時代の先端を走るメディアの姿を追った。 (つづきは…)
月に440円で450を超える銘柄の雑誌がスマートフォンやタブレット端末で読み放題になるNTTドコモ(東京)のサブスクリプション(サブスク、定額制)サービス「dマガジン」。2014年のサービス開始後、圧倒的なお得感と、ドコモの販売力で、瞬く間に「電子雑誌のプラットフォーム」の地位を確立した。ユーザーから集めた月額使用料の少なくない割合を出版社に配分したのは画期的だった。しかしサービス開始から6年がたち、他社を含めた現状の電子雑誌読み放題サービスでは、出版社の記事(コンテンツ)制作を支えるのは難しいこともはっきりしてきた。(つづきは…)
「だれもが創作をはじめ、つづけられるようにする。」をキャッチフレーズに掲げるメディアプラットフォーム「note」が急成長している。2014年にサービスを始め、6年余で会員数260万人、月間利用者数6300万人を突破。「クリエイターの支援」を前面に出し、ネット上に独自のコンテンツ流通と収益化の仕組みを構築することで、これまで「搾取する側」と見られがちだったプラットフォームのあり方に一石を投じる。書き手とプラットフォームがともにハッピーな共存関係は、どうすれば可能なのか。(つづきは…)
かつて情報を伝える「メディア」と言えば紙の新聞であり、雑誌という時代があった。デジタル化が進んだ現在、それらの媒体は時に「レガシー(過去の遺産の)メディア」と呼ばれる。新聞や雑誌は歴史的使命を終えたのか。長年培ってきた伝統や信頼を次世代につなごうと、レガシーの殻を打ち破り、新たな読者にコンテンツを届けようとする大手の新聞社や出版社の動きに迫った。(つづきは…)
 
 
 

みんなの経済新聞のページをタブレットで示す西樹さん

第6回 地域のニュースが街を彩る~みんなの経済新聞

地域に根差して、その地のニュースを届けるローカルメディアは、インターネットの普及によって多くの参入者が生まれては消えていった。消長の歴史の中で、2000年に始まった東京の「シブヤ経済新聞」は、すでに20年の歴史を重ねたウェブ単独のローカルメディアの代表格だ。今では「ヨコハマ」や名古屋の「サカエ」など国内外の128地域に広がり、「みんなの経済新聞ネットワーク」を形成する。ヤフーやスマートニュースなどネットニュース業界の大手も注目するローカルニュースの今を探った。(つづきは…)

関連キーワード

PR情報

特集・連載の最新ニュース

記事一覧