【「あなた」のお医者さん】14.ワクチンでがんも予防

2020年7月7日 05時00分 (7月8日 10時50分更新) 会員限定
 感染が原因でがんになる病気があります。B型肝炎ウイルスは肝がん、ヒトパピローマウイルス(HPV)は子宮頸(けい)がんの原因になります。感染が続くことで細胞ががんに変化しますが、これらの感染予防にはワクチンがあります。B型肝炎はゼロ歳児、性行為で感染するHPVは小学六年〜高校一年の女子が定期接種の対象です。
 二十〜三十代と妊娠する年代に多い子宮頸がんは「マザーキラー」と呼ばれ、毎年三千人が亡くなっています。ワクチン接種が進む海外からは子宮頸がんの減少効果が報告されており、オーストラリアは今後約三十年で発症がなくなると予測されています。
 国内では、広範囲に痛みが出るなど接種後の特有の症状が報告されました。しかし、接種していない人にも同じ程度の頻度で同様の症状が現れることが報告され、現在、ワクチンとの因果関係は否定されています。そして、大半の自治体が対象者に案内を送っていないため、接種率は1%程度です。
 当院では、関心はあっても不安な方には、病気の原因や予防方法、接種後のサポート体制を説明します。不安なまま接種しないこと、接種後に気になる症状があればいつでも相談できるようにすることが大事で...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報

医療ニュースの最新ニュース

記事一覧