ビール 専用水筒で持ち帰り 金沢の製造業者が取り組み

2020年7月8日 05時00分 (7月8日 10時25分更新)
オリエンタルブルーイングが発売したビール用の水筒「グラウラー」=金沢駅の金沢百番街「あんと西」の同社店舗で

オリエンタルブルーイングが発売したビール用の水筒「グラウラー」=金沢駅の金沢百番街「あんと西」の同社店舗で

  • オリエンタルブルーイングが発売したビール用の水筒「グラウラー」=金沢駅の金沢百番街「あんと西」の同社店舗で

「エコバッグの感覚で」


 地ビール製造のオリエンタルブルーイング(金沢市)は、直営店でビールをついで持ち帰ることができる専用の水筒「グラウラー」を発売し、店頭でビールを売る新たな取り組みを始めた。新型コロナウイルスの影響で減少した客足を取り戻し、缶や瓶を使わず環境にやさしくビールを飲む新しい様式を広めようとしている。(阿部竹虎)
 「グラウラーは『エコバッグ』のような感覚で使える。缶や瓶、ペットボトルの削減も今後のトレンドになるのでは」。同社の田中誠社長(36)は、一日にプラスチック製買い物袋(レジ袋)が全国の小売店で有料化されたことを踏まえてそう語る。
 容器はステンレス製で一リットル入り。約十二時間以上冷たさが続く。容器いっぱいにビールを入れれば空気と反応する酸化が抑えられ、風味も保たれるという。
 オリエンタルブルーイングの直営店は金沢駅と香林坊、東山にあり、感染拡大の影響で一カ月以上、臨時休業した。いずれも営業を再開したが、外国人観光客の人出がほとんどなく、全体の客足は昨年よりも半減している。
 ビールの持ち帰りで販売を強化するだけでなく、田中社長は「自動車で移動する人が多い金沢でビールを売るハードルは高いと感じていたが、その課題も解決できそう」と考えている。
 グラウラーは黒と銀色の二種類あり、税込み三千三百円。直営店のほかオリエンタルブルーイングの通販サイトで扱っている。
 直営店で持ち帰り可能な商品は、金沢市産のユズや加賀棒茶、能登塩を使ったビールなど七種類ほど。同社のグラウラーを持参した場合は百ミリリットルで税込み百三十二円(一リットルで税込み千三百二十円)、それ以外の容器を持参した場合は百ミリリットル同百七十六円で量り売りする。

関連キーワード

PR情報

石川の最新ニュース

記事一覧