<揺らぐ二州の医療 コロナ渦の敦賀病院>(上)唯一の総合病院、綱渡り

2020年7月8日 05時00分 (7月8日 05時00分更新) 会員限定
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  • 「コロナとコロナ以外を両方診るのは極めて難しい」と話す米島管理者=敦賀市三島町1で
  • 今後のコロナ治療について検討する荒木部長(右から2人目)ら=敦賀市三島町1で
 「総合病院がここしかない地域で、コロナとコロナ以外を両方診ることは極めて難しい」。市立敦賀病院の米島学・病院事業管理者は今月初め、新型コロナウイルス感染拡大の第一波の対応を振り返った。
 敦賀病院は四月二日から嶺北のコロナ患者らを計五人受け入れた。嶺北の医療機関が急激な感染拡大で限界に達していたため。しかし、嶺南の二州地区(敦賀市、美浜町、若狭町三方地区)では、専門治療ができる総合病院は敦賀病院のみ。もし、院内感染が起きれば、救急や外来受け入れができなくなる。この地域の医療崩壊のリスクがあった。
 感染拡大した嶺北では六日、福井赤十字病院(福井市)がコロナで逼迫(ひっぱく)し、ついに救急患者の受け入れを停止した。「うちが日赤(福井赤十字病院)のようになったら、敦賀の医療はパンクする」。米島管理者は焦りを募らせていた。
 敦賀病院は二州地区の大半の救急も受け入れている。「二州唯一の総合病院の救急受け入れ停止は、絶対に避ける」。二州地区の医療関係者たちは、他の医療機関との連携を模索。役割分担することで第一波を乗り切ろうと考えた。
 四月八日、市内にある敦賀医療センターに感染者病床を六床設置してコ...

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