学生たち、やるじゃないか! 東京新大学野球リーグで4年生の『最後の舞台』実現 主将6人がオンライン会議で発案

2020年7月9日 18時00分

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オンラインで集合した東京新大学野球リーグの主将たち

オンラインで集合した東京新大学野球リーグの主将たち

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◇記者コラム

 コロナ禍で大学野球が活動を休止していた5月末に画期的なオンライン会議があった。東京新大学野球リーグ1部の共栄大、創価大、流通経大、東京国際大、杏林大、駿河台大の6校の主将が画面越しに顔合わせ。中止になった春季リーグ戦に代わる代替試合を夏に開けないか、と意見交換をした。こうしたい、ああしたい―。少し傍聴させてもらったが、学園祭の出し物を決めるようで楽しげだった。
 就職活動のために秋のリーグ戦は出ない4年生もいる。まとめ役のような存在だった創価大の萩原哲主将(4年・日南学園)は「試合をしたいという4年生の声があった。チーム内で話し合うよりも、各大学のキャプテンが話し合って賛同すれば、それだけの力になると思った」と意図を説明してくれた。全日本大学野球連盟が出した感染症対策ガイドラインも踏まえて、7月末にトーナメント大会を開く具体案をまとめて、連盟の内藤高雄会長(杏林大野球部長)に要望した。
 これが実り、公営球場を使ってトーナメント大会をすることになった。練習を再開している各校の監督も歓迎している。監督会の中道守常任理事(流通経大監督)は「こちらが考えてやらないといけないことだったかもしれない」と話したが、ぼくは学生が動いたことに拍手を送りたい。大人が用意した試合をこなすだけでなく、どうしたら試合をできるかを自分たちで考える。これこそが、多くの指導者が求めている「自主性」だ。共栄大の浅見悠大主将(4年・前橋育英)は「こういう形で話し合いができたのは、このリーグにとってもプラスになると思う」と感想を漏らした。やるじゃないか、東京新大学―。コロナ禍でいまも鬱々(うつうつ)とする中で、そう思った。(小原栄二)
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