<第2波への教訓 湖国の新型コロナ対応>(1)初の自宅待機者

2020年7月7日 12時16分 (7月8日 17時55分更新) 会員限定
初の自宅待機者が出た4月14日夕、緊急記者会見を開いて外出自粛などを県民に呼び掛けた三日月知事=県庁で

初の自宅待機者が出た4月14日夕、緊急記者会見を開いて外出自粛などを県民に呼び掛けた三日月知事=県庁で

  • 初の自宅待機者が出た4月14日夕、緊急記者会見を開いて外出自粛などを県民に呼び掛けた三日月知事=県庁で
 「病院は基本的に重症者だけを対象に。それ以外は自宅待機という考えでいいのではないか」
 県内の新型コロナウイルス感染者が計四十人となり、患者を受け入れる病院の空き病床が残りわずかとなった四月十三日。三日月大造知事(49)は、県庁内の幹部がコロナ対策を話し合う「対策調整会議」で危機感をあらわにした。
 県では三月下旬、統計に詳しい県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)や琵琶湖博物館(草津市)の研究者が中心となって、県内のコロナの感染ペースを予測。シミュレーションの結果では、四月末の時点でも県内の感染者は四十人ほどとされていた。県は、五月上旬までに感染症指定医療機関の三十四床に加えて、コロナ対応の病床をさらに百床ほど確保する計画を立てていた。
 感染者数が予測を超え始めたのは、四月の二日から中旬にかけて。後にクラスター(感染者集団)と認定した草津市の電子機器メーカーで、従業員や家族の感染が続々と確認された。公衆衛生医として県の対策を主導した県健康医療福祉部の角野文彦理事(64)は「クラスターはシミュレーションでは予測できない要素。クラスターが県内...

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