あすの福井県を創る協会 半世紀の活動に幕

2020年7月7日 05時00分 (7月7日 09時55分更新)

 前身の団体から数えて五十一年の歴史がある一般社団法人「あすの福井県を創る協会」が先月末、一定の成果を上げたとして半世紀の活動に終止符を打った。長年にわたってまちづくり運動を支えた団体の解散は、時代の変化を象徴している。
 一九六八(昭和四十三)年の一巡目福井国体で培われた親切心や思いやりの心などを定着させようと、翌六九年三月に「県民指標」が制定され、同年に前身となる「伸びゆく福井県民運動推進協議会」が設立された。
 九二年には社団法人「福井県ふるさと創り運動協議会」と合併し、社団法人「あすの福井県を創る協会」を発足。これまで花いっぱい運動を提唱し県内各地に根付かせたほか、県内のまちづくり事例を紹介し、まちづくりに努力する団体を表彰。財政的に厳しい団体の支援も行ってきた。
 二年前に二巡目福井国体が開催され、協会が目的にしてきた人づくり、地域づくりは一定の成果を上げたと分析。今後は地域ごとにそれぞれの実情に合わせた取り組みが肝要であるとして、六月三十日での解散を決めた。
 吉岡隆治会長は「青年、壮年の参加者が少なくなってきているのが心配。現代は密接な人間関係を好まない風潮がある。しかし経験を伝えていくのは大切なこと。自信を持ってこれからも頑張りましょう」と解散にあたってコメントを出した。 (藤共生)

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