疫病、震災、戦争…芸術作品でどう捉えた 県立美術館で特別展

2020年7月7日 05時00分 (7月7日 05時00分更新) 会員限定
自然災害や戦争を経験した作家の作品が並ぶ会場=津市の県立美術館で

自然災害や戦争を経験した作家の作品が並ぶ会場=津市の県立美術館で

  • 自然災害や戦争を経験した作家の作品が並ぶ会場=津市の県立美術館で
  • ツイッターでも発信した学芸員のコメント=津市の県立美術館で
 疫病や震災、戦争といった「非常時」を生きた作家の芸術作品などを伝える特別展「ステイミュージアム」が、津市の県立美術館で開かれている。作品を通じて過去の災害に触れることで、新型コロナウイルス感染症の流行を経験している現代について考える機会として企画された。九月六日まで。 (渡辺雄紀)
 スペイン風邪が流行した約百年前から現代まで、さまざまな災害を体験した作家による作品七十点が並ぶ。「農民の顔」と題した油彩画は、和歌山県に大きな被害をもたらした一九五三年の「紀州大水害」で被災した農民の悲痛な表情を描いている。
 二三年の関東大震災を経験した作家がその半年後に自宅近くの桑畑を描いた油彩画など、被害を直接描いていない作品も多い。鈴村麻里子学芸員は「災害を経験した作家がどのように日常を見ていたのか、という視点から鑑賞してみてほしい」と話す。
 会場には、新型コロナの影響で臨時休館していた時期に公式ツイッターで紹介した作品のコーナーもある。「春」や「距離/密」といった八つのテーマに合う日本画や彫刻など二十一点が展示され、学芸員がツイッターで発信したコメントも付けた。企画展が中止となった松阪市出身の日本...

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