「屋外運動時のマスク、推奨しません」日本臨床スポーツ医学会などが声明 熱中症の危険性 海外では死亡例も

2020年7月6日 19時44分

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ステイホーム週間では推奨されたランナーのマスク着用、夏場は熱中症の不安が…

ステイホーム週間では推奨されたランナーのマスク着用、夏場は熱中症の不安が…

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 日本臨床スポーツ医学会、日本臨床運動療法学会は6日、「新型コロナウイルス感染拡大防止期間中における屋外での運動に際しての注意」と題した共同声明を発表した。
 発表によると、ランニングなど屋外での運動時のマスクなどの着用が他者への感染予防に寄与すると一般的に考えられているが、マスクなど装着は呼吸を制限し、健康上望ましい運動が困難な面もあり、さらに気温・湿度が高い夏季には顔面からの熱放散を妨げる要因にもなると指摘。
 マスク着用の屋外運動は熱中症の危険性も高まることから、両学会は「屋外運動時のマスクや口鼻を覆うものの着用は、基本的には推奨いたしません」とし、理由として熱中症や呼吸不全の危険が高まる可能性があり、海外では死亡例もあると挙げた。
 その上で、運動は空いた場所や時間を選び、少人数(できれば1人)で、信号待ちなども含め2メートル以上のソーシャル・ディスタンスを保つことを求め、ロッカールームや更衣室は「3密」になりやすいため、使用したタオルなどの扱いにも注意するよう指摘している。
 日本臨床スポーツ医学会の山澤文裕副理事長は声明について「スポーツをする際のマスク着用についての指針」とし、日本臨床運動療法学会の石井好二郎・同志社大学教授は「今はマスクを外したくても、批判されたり外しにくい状況。(運動時の)場合によっては外しても良いということを知ってほしい」と重ねた。
 緊急事態宣言発出による外出自粛要請期間中でも、感染予防に配慮した健康維持のためのランニングなどは認められ、運動不足解消などからランニングする人が増えていた。厚生労働省、環境省は熱中症予防の観点からソーシャル・ディスタンスを維持できる時は運動時に限らずマスクを外すよう求めている。
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