定例能 5カ月ぶり再開 金沢能楽会 入場制限、アクリル板も

2020年7月6日 05時00分 (7月6日 10時38分更新)
久しぶりに観客を入れた舞台で熱演する金沢能楽会の能楽師ら。舞台右手の地謡は人数を半分にし、感染防止のためのアクリル板も設置した=金沢市石引の県立能楽堂で

久しぶりに観客を入れた舞台で熱演する金沢能楽会の能楽師ら。舞台右手の地謡は人数を半分にし、感染防止のためのアクリル板も設置した=金沢市石引の県立能楽堂で

  • 久しぶりに観客を入れた舞台で熱演する金沢能楽会の能楽師ら。舞台右手の地謡は人数を半分にし、感染防止のためのアクリル板も設置した=金沢市石引の県立能楽堂で
 新型コロナウイルスの感染で休演が続いていた金沢能楽会の定例能が五日、金沢市石引の県立能楽堂で再開した。感染防止のため入場者を制限したり、舞台にアクリル板を設置したりしながらも、約五カ月ぶりに観客を入れた公演とあって、能楽師らが熱のこもった舞台を繰り広げた。
 金沢能楽会は月一回のペースで定例能を開いているが、三月から中止が続き、その間は無観客公演をインターネットで配信するなどしてきた。
 この日は感染予防のため、検温やマスク着用に加え、約四百席ある客席の間隔を空けて入場者を百六十五人に制限。通常一回だけの休憩も換気のため三回に増やした。舞台でも、本来は八人で行う地謡(じうたい)を四人に減らし、一人一人の間にアクリル板を設置。そうした中でも高橋右任(ゆたか)さんのシテによる能「養老」や佐野玄宜(げんき)さんがシテの「千手(せんじゅ)」などで熱演が続き、訪れたファンも久しぶりの生の舞台を熱心に見入っていた。
 金沢能楽会は十八日から、毎年七、八月の土曜に催す恒例の「観能の夕べ」をスタート。二十三日には「名曲鑑賞能」、八月二日には中止した定例能の代替公演を予定している。(松岡等)

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