ひな4羽全て巣立つ 越前市で誕生のコウノトリ 

2020年7月6日 05時00分 (7月6日 09時57分更新)
(上)巣立った雄の「しらくん」=越前市提供 

(上)巣立った雄の「しらくん」=越前市提供 

  • (上)巣立った雄の「しらくん」=越前市提供 
  • (下)ひなの巣立ちを祝い掲示した横断幕=いずれも越前市安養寺町で

 市民の会など祝いの横断幕掲示

 越前市は五日、同市安養寺町の人工巣塔で生まれた国の特別天然記念物コウノトリのひな四羽のうち、雄の「しらくん」が巣立ったと発表した。これで四羽全てが巣立った。
 市農政課によると、「しらくん」は同日午前六時四十五分に巣塔から東側に百メートル離れた田んぼに降りた。この日はひな四羽が田んぼでエサを捕る様子や、農道を移動する姿が見られた。
 四羽のひなは今春誕生し、六月二十一日に雌の「やまちゃん」と雄の「さーくん」の二羽、同二十七日に雌の「あーちゃん」がそれぞれ巣立っていた。
 同市白山、坂口両地区を中心にコウノトリと共生する環境づくりに取り組む「水辺と生き物を守る農家と市民の会」と人工巣塔周辺の巡回などをしてきた「コウノトリ見守り隊」は、巣立ちを祝う横断幕を作成し、六月下旬に安養寺町の県道沿いに掲示した。横断幕には四羽の愛称のほかに「羽ばたけ 越前市の大空へ」と書かれている。
 四羽全てが巣立ったことを受け、同会の恒本明勇会長(73)は「四羽目の巣立ちを待っていたので、安心した。ほっとしている」と話した。 (中場賢一)

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