伊吹の食材にこだわり いぶきファーム代表の谷口隆一さん

2020年7月6日 05時00分 (7月6日 05時00分更新) 会員限定
 57歳で米原市職員を早期退職。耕作放棄地などを開墾して「いぶきファーム」を設立、伊吹大根やヨモギ、伊吹そばを栽培している。そばや地元食材を食べられる店も開いた。昨年には近畿農政局から取り組みが認められ「ディスカバー農山漁村の宝」の個人部門にも選定された。谷口さんは「気が付いたら足元に良い物があった」と話す。 (磯貝元)
 一九七四年に旧伊吹町職員として入庁。農業振興などに携わった。そのうちに自身も伊吹地域ならではの野菜を栽培したいと思うように。五十代のうちなら起業をしても踏ん張れると思い、二〇一三年に早期退職した。
 いぶきファームで最初に栽培した伊吹大根はピリリとした辛味が特徴で、古くからそばの薬味として重宝されてきた。兼業農家だった父親ら地元の住民が伊吹大根を復活させようと尽力していた思いを受け継ぎ、栽培した。現在は秋から冬に収穫される伊吹大根を年間を通じて収穫できるように、滋賀大と共同研究をしている。
 次に栽培したのはヨモギ。伊吹のヨモギは香り、風味、色合いが素晴らしい。付き合いのあった和菓子店叶匠寿庵(かのうしょうじゅあん)(大津市)に依頼され、伊吹山に自生するヨモギを収穫してい...

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