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滋賀県平和祈念館、常設展示リニューアル 県民の戦争体験、より詳しく

2020年7月3日 05時00分 (7月3日 13時12分更新)
床面の空中写真に振られた番号に応じて戦争に関連する場所や施設を紹介する展示=東近江市の県平和祈念館で

床面の空中写真に振られた番号に応じて戦争に関連する場所や施設を紹介する展示=東近江市の県平和祈念館で

  • 床面の空中写真に振られた番号に応じて戦争に関連する場所や施設を紹介する展示=東近江市の県平和祈念館で
  • 出征を名誉なこととして祝うのぼり=東近江市の県平和祈念館で
 県平和祈念館(東近江市下中野町)の常設展示がリニューアルされ、広さは一・五倍、取り上げる場所や施設も二百五十三カ所と、従来の二倍近くに拡充された。満州事変から太平洋戦争終結までの十五年におよぶ県民の悲惨な体験と、平和への願いを伝えている。(斎藤航輝)
 二〇一二年の開館以来、沖縄や女性、守山空襲といった切り口で期間限定の企画展にスペースを割き、開催は二十五回を数える。戦争体験者の高齢化が進む中、いつ来館しても県民と戦争の全体像が分かるよう、常設展を広げ、過去の企画展で反響のあった展示品も再度、並べることにした。
 入り口付近の床面には、軍事施設や軍需工場のあった地点に番号を振った空中写真を張り出し、番号に連動したパネルを設置。壁面では、県内十九市町のそれぞれの戦没者数や学童疎開の状況なども示している。
 県民二十四人の体験も紹介。華やかなのぼりでにこやかに送り出されながら、戦地ではいつ爆発するか分からない手りゅう弾を敵陣に投げ返したり、食料難でヘビやカエルを生で食べたりしたといった苦い記憶や、銃弾が貫通した財布、血に染まった紙幣などの遺品も見ることができる。
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