議事録 不開示取り消し訴訟 

2020年7月3日 05時00分 (7月3日 09時43分更新)

 越前市側 敗訴確定 上告受理せず

 越前市議会で議員の発言が議事録から削除された問題を巡り、議事録原本の情報公開請求が認められなかったため市民三人が不開示決定処分の取り消しを求めた訴訟で、最高裁第三小法廷が市側の上告を受理せず、市の敗訴が確定したことが分かった。六月三十日付。
 この問題を巡っては、二〇一六年の市議会十二月定例会の一般質問で、当時の佐々木哲夫市議と奈良俊幸市長とのやりとりの一部を城戸茂夫議長が職権で議事録から削除した。現在市議の大久保恵子さんらが議事録原本の情報公開請求を行ったが、市は不開示としていた。
 一審で福井地裁は不開示決定の違法性を認め、市と市議会に処分取り消しを命じる判決を言い渡した。控訴審判決では名古屋高裁金沢支部が、一審の福井地裁の判決を支持し、市の控訴を棄却していた。最高裁の決定を受け、原告の市民の一人は「判断は当然。情報を開示しなかったことなどを反省してほしい」と話した。市議会の三田村輝士議長は「最高裁の判断を重く受け止め、今後とも市民に対する情報公開に努めてまいります」とコメントを出した。

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