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下肢静脈瘤を接着剤治療 金沢医大氷見病院が北陸初

2020年7月3日 05時00分 (7月3日 12時44分更新)
 金沢医科大氷見市民病院は二日、北陸三県で初めて、下肢静脈瘤(りゅう)を瞬間接着剤で治療する「血管内塞栓(そくせん)術」(グルー治療)を実施したと発表した。従来の手術と異なり広範囲に局所麻酔をする必要がなく、痛みを軽減できるという。
 下肢静脈瘤は、足の血管の病気。血液を心臓に戻す静脈の内壁にある弁が損傷したり劣化したりし、血液が逆流して瘤(こぶ)のようになる。レーザーや高周波を用いて、熱で静脈を焼いて逆流を止める「焼灼(しょうしゃく)術」による治療が主流だが、五〜六カ所に局所麻酔をする必要があった。
 「塞栓術」は、血管内に挿入したカテーテルを通じて接着剤を注入し、血管をふさぐ治療法。静脈を焼かないので静脈のまわりに広範囲の局所麻酔をする必要がない。治療後、運動や生活の制限もほとんどないという。
 六月二十九日に胸部心臓血管外科の小畑貴司診療科長(49)が県内の七十代女性に治療を行い、女性は合併症もなく、翌日に退院した。小畑医師は「今までの方法に比べて痛みが少なく、治療の選択肢が広がる」と話している。 (小寺香菜子)

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