池江璃花子3キロ超泳ぐ 10月競技復帰を目標に「やっと上が見えてきた感じ。みんなと一緒に泳げるようになった」
2020年7月2日 16時36分
白血病からの復活を期す競泳女子の池江璃花子(19)=ルネサンス=が2日、東京都内で練習を公開し、10月に東京辰巳国際水泳場で予定されている日本学生選手権(インカレ)での競技復帰を当面の目標にすると明かした。
水の申し子が帰ってきた。プールに響く池江の弾む声。新たに指導を受けることになった西崎勇コーチによると、この日泳いだ合計距離は3000~3500メートル。時にスタート台から飛び込んだ池江は「やっと上が見えてきた感じ。先週とか先々週ぐらいからみんなと一緒に泳げるようになった」と水の感触を振り返った。
昨年12月の退院時には2024年パリ五輪でメダル獲得を目指すと宣言した。一方で目の前のターゲットも明かした。「今の目標はインカレ。あることを信じて練習に励んでいる。インカレにみんなで出るという目標が原動力」。新型コロナウイルスの影響で開催が不透明な部分はあるが、昨年は一時退院中に日大のチームメートを応援するために訪れた大会を復帰戦にしたい意向だ。
現在は1カ月に1度通院しながら週4日練習しており、今の泳力については「中3までは行っていないけど、中1、中2ぐらいまでは戻りつつあると思っている」と明かす。泳げる喜び、日常生活のありがたみをかみしめながら一歩一歩復帰の階段を上る。
※写真を更新しました
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