<EYES> ZIP-FMナビゲーター 荒戸完さん 男が吹奏楽キモい!?

2020年7月2日 05時00分 (7月2日 10時27分更新)
 幼少期からピアノを習い、吹奏楽部に所属しているという音楽が大好きな高3男子から、怒りと悲しみの入り交じったメッセージが届いた。
 ある昼の休み時間の雑談中、他クラスの陽キャ(陽気なキャラクター)女子が「このクラス、音楽系の部活の男子とかいるの?」と大声で尋ねてきたという。そして彼のことを知ると「男が吹奏楽部とかキモい!」と言い放った。彼は自身の人生を全否定された気がしたという。その女子のことを許せないだけでなく、どうしてこんな偏見が生まれてしまうのか、不思議で仕方ないというのだ。
 彼は、彼女の偏見が生まれた経緯をたどろうとした。それだけで素晴らしいことだ。ロックに打ち込んだ父親によって家族が路頭に迷ったがために音楽を憎んでいる。そんな可能性だって、なくはないだろう(ないか)。とはいえ、どんな事情があろうとも、人を傷つける免罪符にはならない。先生に言って、適切な指導をしてもらうのもいいだろう。
 だが、彼にはもっとかっこいいやり方で、彼女を見返してやってほしい。吹奏楽部なら、定期演奏会や文化祭など、人を魅了する機会があるはずだ。コロナによって限られてしまうかもしれないが、彼には練習に打ち込んでほしい。そして、スタンディングオベーションを受けるような素晴らしい演奏を見せてやろう。たとえその音が刺さらずとも、彼女からはぐうの音も出ないはずだ。
 音楽は楽しい。そして自分次第で人に届けられる音は大きく変わる。どんな事情で男性が音楽を奏でることを毛嫌いするのか理解に苦しむが、彼女を黙らせる最善の方法を提示できたところで、ラジオDJとしてこの曲を彼に贈りたい。サンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」。

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