分解して持ち運べるPCR検査ボックス開発

2020年7月2日 10時10分 (7月2日 11時42分更新)

◆磐田・市川板金工業所

 自動車部品の試作を手掛ける市川板金工業所(磐田市)が、新型コロナウイルスのPCR検査で医師らの感染を防ぐボックスを開発し、販売を始めた。軽量なアルミ複合板などを使用し、分解して持ち運べるのが特長。今月上旬に開設される磐周地区PCR検査センターにも採用される。
 ボックスは幅と奥行きが各九十五センチ、高さは二・二メートル。前面の上方は透明なPET樹脂板で覆い、ボックスに入る医師が検体を採取するために手を伸ばす穴と手袋が付く。出入り口となる後面には難燃性のビニールカーテンを設けた。

市川板金工業所が開発した組み立て式のPCR検査用ボックス=磐田市で

 四本の支柱にアルミ複合板やPET樹脂板をねじ留めして組み立てる。支柱と板の間には気密性を高めるパッキンをはめ、ボックス内の医師の感染を防ぐ。ドライバーと六角レンチを使って一時間半ほどで組み立てられるという。
 ボックス内外を照らす発光ダイオード(LED)照明や医師の指示を伝えるポータブル拡声器、スポットクーラーは追加注文で取り付けが可能。試作メーカーの強みを生かし、仕様変更にも短納期で対応する。
 価格は基本タイプが三十三万円。市川板金工業所のウェブサイトから注文できる。問い合わせは同社=電0538(38)3456=へ。 (宮沢輝明)

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