<夏山とコロナ>(上) 北アルプス山小屋友交会会長 山田直さん

2020年7月2日 05時00分 (7月2日 05時02分更新) 会員限定
新型コロナウイルスの感染防止には登山者の協力が不可欠と語る山田会長=松本市安曇の横尾山荘で(野村和宏撮影)

新型コロナウイルスの感染防止には登山者の協力が不可欠と語る山田会長=松本市安曇の横尾山荘で(野村和宏撮影)

  • 新型コロナウイルスの感染防止には登山者の協力が不可欠と語る山田会長=松本市安曇の横尾山荘で(野村和宏撮影)
 新型コロナウイルスの影響で春山の営業を見送っていた北アルプス南部地域の山小屋は、夏山シーズンを控え十五日に営業を開始する。例年よりほぼ三カ月遅れで、新型コロナの第二波も懸念される中、登山者にはどのような意識や準備が求められるのか。山小屋でつくる団体の代表者、県警山岳遭難救助隊長、山岳ガイドの三人に話を聞き、コロナ禍で迎える登山のこれからを探る。 (大塚涼矢)
 −四月下旬に予定していた営業開始を今月十五日に延期しました。どのような考え、経緯があったのでしょう。
 まず、オープンまでできるだけ長い期間を設けることで、感染者数の減少や感染率の減退を期待しました。加盟する山小屋での対策の準備期間や、関係機関との課題の共有も必要だった。北アルプスは平地よりも環境が厳しい。水の確保が十分にできず、衛生管理ができない恐れもあった。
 加えて五、六月の残雪期の登山は、技術が相当に必要とされる。遭難事案に対する感染対策をとった救助体制の確立にも時間が必要でした。山小屋は国立公園事業者であり、登山道の維持補修や自然環境の保全といった責務を担っている。経営体とし...

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