“看護師カフェ”で地域ケア 福井、あすオープン「気軽に訪れ話を」

2020年7月1日 05時00分 (7月1日 09時39分更新)
「人と人をつなぐカフェにしたい」と笑顔を見せる加藤さん(右)、冨居さん=福井市のまあるカフェで

「人と人をつなぐカフェにしたい」と笑顔を見せる加藤さん(右)、冨居さん=福井市のまあるカフェで

  • 「人と人をつなぐカフェにしたい」と笑顔を見せる加藤さん(右)、冨居さん=福井市のまあるカフェで

 地域住民と関わりながら病気の予防や生活支援に取り組む「コミュニティナース」の運営するカフェが二日、福井市灯明寺三にオープンする。さまざまな年代の人と人をつなげ、地域ケアの新たな拠点を目指す。
 名前は「まあるカフェ」。コミュニティナースの加藤瑞穂さん(35)、冨居(ふごう)ゆかりさん(31)で運営し、パンケーキやパスタなど軽食を提供する。
 加藤さんによると、県内にも患者らが悩みを共有する施設はあるが、「さまざまな地域の人が気軽に訪れ、医療につながる入り口となるような場所が必要だと感じていた」と、カフェ形式にした。
 例えば、話をする中で訪問看護が必要だと気付いたお客さんがいれば、施設につなげる。独居でさみしさを感じている人と赤ちゃんを連れてカフェを利用したいという人が、同じ日に来店してもらうようにする。
 客は自らのニーズに合わせ、さまざまな形で利用することができる。加藤さんは「人と人をつなげることは、心のケアになる」と強調する。
 「国の方針で、徐々に入院日数が減らされてきている。病気などを抱えながら、地域で生きる人が今以上に増えてくると思う。その人がその人らしく地域で生き抜く後押しをするカフェにできたら」と話している。(問)まあるカフェ=0776(50)2885 (山口育江)
 コミュニティナース 病院や福祉施設ではなく、地域で活動する看護師とその活動の総称。専門性を生かしながら、地域の人らとともに中長期な視点で多様なケアを展開する。島根県の企業が育成講座を設けており、全国で180人(2020年5月現在)が修了している。

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