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<東京2020への提言>10月に開催判断は尚早 元WHO感染症対策チーム村中璃子さん

2020年7月1日 05時00分 (4月13日 12時08分更新)
 国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ調整委員長は、東京五輪を開催できるかどうか判断する時期を10月と示したようですが、人類と新型コロナウイルスの付き合いはまだ1年に満たない。分かってきたことも多いですが、判断は日本や中国を含む北半球の冬の流行状況をもう一度、見届けてからにすべきでしょう。
 運営の準備や予選、代表選考のことを考えると、あまり開催の直前というわけにもいかないけれど、(東京五輪・パラリンピック組織委員会の遠藤利明副会長が話した)来年3月がギリギリのラインでしょうか。ワクチンの開発に期待する声もありますが、効果や安全性、予防期間を確認した上で世界中の人々に届くようになるにはまだ数年かかる。ワクチンは使えない前提で議論する必要があります。
 楽観的なシナリオは、このまま新型コロナが普通の風邪のような病気になる場合です。その時は、通常開催の五輪、安倍総理の言っていた「完全な形でのオリンピック」ができると思います。ウイルスは第2波で強毒化するという人もいますが、シナリオの一つにすぎない。ウイルスは一般的に、広がれば広がるほど弱毒化する傾向がありますが、どちらに転ぶかはウイルス次第...

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