新幹線 金沢−敦賀 全12トンネル来月貫通へ 「新北陸」19・8キロなど    

2020年6月30日 05時00分 (6月30日 09時48分更新)

 県議会 総務教育常任委

 県議会は二十九日、総務教育常任委員会を開いた。北陸新幹線の金沢−敦賀間について県は、南越前町と敦賀市を結ぶ新北陸トンネル(一九・八キロ)などが七月に貫通するとの見通しを明らかにした。これにより、同区間のトンネル十二カ所が全て貫通することになる。
 県地域戦略部の前田洋一部長が報告した。同区間で貫通していないのは二本。建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)によると、新北陸トンネルは七月上旬の貫通を予定している。
 長さは全国の新幹線トンネルで六番目。六つの工区に分かれ、二〇一三年三月に最初の工区が着工した。当初は今年三月末に全体の貫通を予定していたが、想定より地盤が悪く、掘削が三カ月半ほど遅れた。二十八日時点で、残りは敦賀市の田尻工区(二・二キロ)の五十五メートル。
 このほか敦賀市の深山トンネル(七六八メートル)が七月下旬に貫通を予定している。二十八日時点で掘削の残りは五七メートルとなっている。前田部長は「引き続き鉄道・運輸機構に工事現場における新型コロナウイルス感染防止対策と工程管理の徹底を求めていく」と述べた。
 一方、未着工の敦賀−新大阪間については、宮本俊委員(県会自民党)が現状をただした。県は、沿線十都府県でつくる建設促進同盟会主催の大会が新型コロナの影響で例年の五月から夏ごろに延期されたと説明。その上で「経済情勢は厳しいが今後、関西、北陸の自治体、経済界とも意見交換を予定している。一刻も早い全線整備を求める姿勢は変わらない」とした。 (山本洋児)

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