コロナ破産のラブリークィーン、元社長の井上さん語る 「人の動きが止まる怖さ感じた」

2020年6月30日 05時00分 (6月30日 05時00分更新) 会員限定
 新型コロナウイルスは、県内の経済や雇用情勢にも深刻な打撃を与えている。十六日に東京地裁で破産手続き開始決定を受けた婦人服の老舗ラブリークィーン(岐阜市加納寿町)もその一つ。創業家出身で元社長の井上真典さん(48)は取材に「仕入れ先、得意先に多大な迷惑を掛けた」と陳謝した上で「(コロナで)人の動きが止まる怖さを感じた」と急速な業績悪化を振り返った。 (立石智保)

業績の悪化について振り返る井上さん=岐阜市加納本石町のコワーキングスペース「ディライト」で


 婦人服の企画、販売などを手掛ける同社は、井上さんの祖父母が一九四七年に創業。井上さんは二〇〇九〜一八年に三代目社長を務めた。だが、業績は低迷し、東証二部上場で美容事業を手掛ける「RVH」の傘下入りを決断。一八年二月に完全子会社となった。社長を退任した井上さんは、破産手続き開始決定時は経営戦略室長だった。
 仕入れの抑制など経営の立て直しが図られ、一九年三月期の売上高は五十一億円余で、黒字を確保。井上さんによると、ラブリークィーンがコロナの猛威に直撃されたのは、事業継続の希望が見え始めたそんな頃だったという。
 同社は、卒業式や法事などで女性が着るスーツなどのフォーマルウエアを主に扱う。このため例年は売り上げの四割近くを二、三月に確...

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