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「アユが死んだ」宮川の流量回復を 大台町長が鈴木知事に要望

2020年6月30日 05時00分 (6月30日 05時00分更新)
壇上で対談する鈴木知事(左)と大森町長=大台町健康ふれあい会館で

壇上で対談する鈴木知事(左)と大森町長=大台町健康ふれあい会館で

 鈴木英敬知事と大台町の大森正信町長の対談が二十九日、大台町粟生の町健康ふれあい会館であった。知事が各市町の首長と意見交換する一対一対談の一環で、大森町長は宮川の流量回復や、担い手不足に苦しむ林業の振興策の立案などを求めた。住民や関係者ら五十六人が傍聴した。
 宮川は水量が減ってアユなどの生態系維持が困難になっており、町は県に流量回復を要望していた。これを受け県は一〜十九日、一時的に宮川ダムから二百九十万トンを放流。しかし、町長はそれでは十分でなく「水温が変わり、大量のアユが死んでしまった。一定量流し続けてほしい」と恒常的な放流を求めた。
 知事は「改めて事態を把握し、どう対応するか答えを出す」とした。ダム側や利水者らに放流量を増やす意向を確認するなど「流量の安定確保に取り組む」と話した。
 また、町長は森林を管理する林業従事者の人材確保が困難で、地域の自然環境も守れないとし「県の林業全体が魅力ある仕事場になるよう検討を続けてほしい」と要望。知事は県が昨年度に林業人材を育てる機関をつくっていることなどに触れ「資格や技術を取得してもらい、所得の向上につなげたい」と答えた。 (清水悠莉子)

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