王位戦の将棋盤、出番を待つ 名古屋の三輪碁盤店が製作

2020年6月30日 05時00分 (6月30日 05時00分更新) 会員限定
王位戦で使用される将棋盤を前に話す三輪さん(左)と中山さん=名古屋市西区の三輪碁盤店で

王位戦で使用される将棋盤を前に話す三輪さん(左)と中山さん=名古屋市西区の三輪碁盤店で

  • 王位戦で使用される将棋盤を前に話す三輪さん(左)と中山さん=名古屋市西区の三輪碁盤店で
 藤井聡太七段(17)が木村一基王位(47)と対局する「第六十一期王位戦」(中日新聞社主催)を前に、豊橋市のホテルでの第一局で使用する将棋盤は手入れ作業が終わり、出番を待つばかりとなっている。担当したのは、この将棋盤の製作者でもある三輪碁盤店(名古屋市西区)の三輪京司さん(66)。「大事な対局ですので、身が引き締まりました」と話す。 (昆野夏子)
 漆で引かれた盤面の升目に沿って、うっすらと年輪の木目が見える。黄色でなく、少し赤みを帯びているのは「いい木の証し」(三輪さん)。側面は鏡のように輝く。脚には、三輪さんだけが持つ技術で二重になったクチナシの花びらが手彫りされている。
 持ち主の日本将棋連盟東海普及連合会事務局長の中山則男さん(60)が二十三日に店に持ち込み、つやを出すために三輪さんが側面に溶かしたろうを塗っては木綿の布で拭く作業を繰り返した。盤面も木綿の布で手入れした。
 三輪さんは高級木材で将棋盤を手作りする全国でも数少ない職人。近年ではなかなか手に入らない宮崎県産の貴重なカヤを使い、二〇〇九年一月ごろ、この将棋盤を完成させた。値段を付けるなら、一千万円はするという。
 将棋盤は日...

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