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天狗中田宝船路町店 金沢信金の仲介でマルハ商店が承継

2020年6月30日 05時00分 (6月30日 09時50分更新)
握手する加葉田恵子社長(右)と中川昭一社長=金沢市の金沢信用金庫本店で

握手する加葉田恵子社長(右)と中川昭一社長=金沢市の金沢信用金庫本店で

 食肉加工・卸売りの天狗(てんぐ)中田宝船路町店(金沢市)は二十九日、かぶら寿司(ずし)製造販売のマルハ商店(同)に事業譲渡すると発表した。後継者不在が理由で、マルハ商店が新事業として承継する。金沢信用金庫が両者を仲介した。
 天狗中田宝船路町店は大正時代に創業。飲食店を中心に卸小売業を行っていた。当初は廃業を考えていたものの、相談した金沢信金お客さま応援部の担当者が「老舗企業を次世代に残すことが重要」と約二年かけて譲渡先を探した。
 マルハ商店は一九二五(大正十四)年創業。精肉加工の設備や顧客基盤を有効活用できると事業継承を決意した。従業員四人も雇用する。今後「天狗中田」の名前を使って肉製品を提供するという。
 金沢信金の本店で調印式があり、天狗中田宝船路町店の中川昭一社長は「歴史ある天狗中田ブランドを残すことができてよかった」。マルハ商店の加葉田恵子社長は「かぶら寿司だけで生き残れるかと言われれば難しい時代。新たな挑戦によって伝統を次の世代に残したい」と語った。(蓮野亜耶)

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