本文へ移動

あの時も6月28日だった…吹き荒れる嵐と岡本綾子さんとの“泣ける”思い出 月曜日の最終Rは1997年日本女子OP以来

2020年6月29日 11時51分

このエントリーをはてなブックマークに追加
岡本綾子

岡本綾子

[記者コラム]

 日本女子プロゴルフ協会は28日、今季国内開幕戦として千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズCCで行われているアース・モンダミン・カップ最終日を、悪天候のため29日に順延すると発表した。最終ラウンドが月曜日に行われるのは、台風の影響で第3ラウンドが順延となった1997年6月の日本女子オープン以来。

 1997年の日本女子オープンは今でもよく覚えている。
 ほとんどの選手がコースに到着していない時間に順延が決まったこの日と違い、あの時は第1組のスタート直前にクラブハウス内でアナウンスが流れた。吹き荒れる嵐を眺めながら、岡本綾子さんが「勝ちたい。本当に優勝したい。私がこの試合に勝つことは私自身に意味があるだけじゃなく、私を追ってくる日本の全てのプレーヤーにとって意義があると思うから」とつぶやいていたことを思い出す。
 その晩、綾子さんに兵庫県三田市内のすし屋へ誘われた。午後7時のテレビニュースには、神戸連続児童殺傷事件の犯人「酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)」を名乗る中学生が逮捕されたとの一報が。私たちも神戸市内のホテル泊。衝撃が大きかった。
 …と言いながらもホロ酔いになった頃、綾子さんがカウンターの中に入り、何かを作製した。「はいよっ!」と出された軍艦巻きは、形はきれいだったが、ごはんとわさびの分量が逆。そう、「綾子特製わさび軍艦」が目の前に提供されたのだ。周りを見渡すと、表純子ら翌日にプレーする若手選手ばかり…。つまり私が食べるしかない、ってことか。目をつぶりながら一気に口へ放り込んだ。
 全身の毛穴が開き、脳天から首筋にツーーン!と激しい刺激が。泣けました(苦笑)。でも、きっとあんなひどい!?記憶も綾子さんの最年長Vに貢献したに違いないと、いまだに自負しています。(ゴルフ担当・月橋文美)
◆97年日本女子オープンの中止もなんと6月28日 国内女子ツアーで大会が月曜日へ順延されたのは、これまで1997年の日本女子オープン選手権だけ。兵庫・東広野GCで開催され、大会3日目の6月28日が台風6号接近のため中止になった。翌29日の日曜日に第3ラウンド、30日の月曜日に最終ラウンドを実施。初日から出場選手の平均スコアが80・768となる難セッティングで、2日目に首位に立った当時46歳の岡本綾子が通算7オーバーで3打差をつけ逃げ切り優勝(国内外通算61勝目)。これは日本女子オープンの史上最年長Vとしていまだに破られていない。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ