地域の劇場 役割考える NPOがオンラインシンポ

2020年6月29日 05時00分 (6月29日 09時31分更新)
香川県丸亀市の取り組み事例などが報告されたオンラインシンポジウム

香川県丸亀市の取り組み事例などが報告されたオンラインシンポジウム

  • 香川県丸亀市の取り組み事例などが報告されたオンラインシンポジウム

 NPO法人福井芸術・文化フォーラムは二十八日、「地域と文化芸術の未来を考える〜福井と丸亀の事例から〜」と銘打ったオンラインシンポジウムを開いた。
 劇場やホールの施設の老朽化、自治体の財政難、新型コロナウイルスによる活動自粛など、文化芸術を取り巻く環境が変化している。こうした中、地域社会で劇場やホールが市民とどのように関わり、役割を果たしていけるのかを、専門家らの事例報告などを通して考えた。
 香川県丸亀市職員の村尾剛志さんは、「みんなの劇場」をコンセプトにした丸亀市の新しい市民会館の整備計画の概要などを紹介した。市民会館に関心はあるが、行政主導になるだろうと、提案することをあきらめてしまっている市民に「いかに私たちのプランに目を向けてもらい、声を出していただくかが大きなテーマだ」と説明。
 劇場を建てることを目的とせず「建築計画の前にやるべきことをしっかり決める。設置目的や経営理念、事業方針をしっかりと作り、打ち出していく。最終的な目的は、劇場への投資を全ての市民に還元していくこと」と明かした。 (清兼千鶴)

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