笑いのチカラ、今こそ
2020年6月29日 05時00分 (6月29日 05時00分更新)
人は笑う。つらく、悲しく、苦しくて、とても笑えそうにないときもある。そんなときでも、少しだけ笑顔になれれば、それはきっとチカラになる。コロナ禍の今だからこそ、笑いを忘れないで。
笑いの効用 笑いに関する科学的な研究は多く、さまざまな効果が報告されている。身体面では、笑うことで、がん細胞やウイルスに対する免疫力が高まったり、糖尿病患者の血糖値上昇を抑えたりするなどの報告がある。メンタル面では、ストレス抑制、不安や緊張感の緩和などの効果が報告されている。笑いを健康増進につなげようと、一般社団法人・癒(いや)しの環境研究会(東京)は2005年から「笑い療法士」を認定している。
時に生きる後押しも 落語家・春風亭小朝さん
もしもこの記事を読んでくださっているあなたが、今回の自粛期間中に<お笑い>あるいは<演芸>が必要でしたかと尋ねられたら何と答えられますか。はいと答えた方は大変だと言いつつもまだ余裕のある人で、本当にギリギリの生活をしていた人は、お笑い番組など不快で見られなかったと言うはずです。
戦後、日本が立ち直りかけた時には多くの人々が笑いを求めました。それは聴く側に少し希望が生まれたこと...
関連キーワード
おすすめ情報