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第30回グランドチャンピオンで徳増秀樹SG初優勝 亡き戦友を思い闘志

2020年6月28日 19時46分

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第30回グランドチャンピオンで優勝してガッツポーズの徳増秀樹。右は同支部の後輩・坪井康晴

第30回グランドチャンピオンで優勝してガッツポーズの徳増秀樹。右は同支部の後輩・坪井康晴

 広島県・宮島ボートのSG「第30回グランドチャンピオン」は28日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の徳増秀樹(45)=静岡=がインからコンマ05のトップSで逃げを決め、ビッグ10回目の優出で初優勝。賞金3300万円を獲得して、同ランキングはレース前の26位から4位まで順位を上げ、2年連続となる暮れのグランプリ出場をほぼ決定させた。2着は差して追走した上野真之介、峰竜太に競り勝った菊地孝平が3着に入った。
 マスターズ世代に突入した昭和の香りが“濃い”男が、令和の新時代で頂点に立った。スリットをコンマ05のトップで駆け抜けた徳増が1マークを難なく先取る。BSに入ると他艇を置き去りにするロケット級の逃げ。「Sは隣がいなかったので1回だけ様子を見たけど、大丈夫だと思った。1マークは自分らしいターンができた」と自画自賛。ゴールを迎えると、お決まりの「敬礼ポーズ」で喜びをかみしめた。
 まさにエンジンさまさまだ。前検日の抽選でメーカー機の45号機を引き当てると早速、注目の的になった。「最初は『たぶん、いいだろう』から始まったが、本当に仕上がっていた」。予選を6戦5勝と圧巻の走りでトップ通過。「僕のストロングポイントを発揮できるエンジンだった」と愛機に最敬礼だ。
 亡き戦友にも思いをはせた。2017年にがんで急逝した同県同期の今坂勝広さんだ。「彼が生きていたら、僕より常に少し上にいた。だから今ちゃんも、いずれSGを取っていたということを証明するために頑張った」。ライバルへの熱い思いが、徳増の闘志をかき立てた。
 この優勝で賞金ランキングは4位に浮上。目指す先は年末の大一番・グランプリだ。「昨年は何もできなくてトライアルで終わった。まだ自分に足りないものはいっぱいあるので、少しでも上積みしたい。今の自分を超えたい」。飽くなき向上心が徳増の強さ。さらなる高みを目指し、これからも走り続ける。

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