揚げ浜式 塩作り始まる 塩田村 2カ月遅れ

2020年6月28日 05時00分 (6月28日 11時06分更新)
おけを使って砂に海水をまく登谷良一さん=珠洲市清水町で

おけを使って砂に海水をまく登谷良一さん=珠洲市清水町で

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 珠洲市清水町の奥能登塩田村で、四百年以上の歴史を持つ「揚げ浜式」の塩作りが本格化している。今年は新型コロナウイルスの影響で約二カ月遅れの作業開始となった。製塩責任者「浜士(はまじ)」の登谷良一さん(72)は「コロナ対策をしながら、伝統の塩作りを守っていきたい」と話している。
 揚げ浜式の塩作りは、海水をおけで砂の上に均等にまき、天日干ししてから砂を木枠に集め、その上から海水を注いでできる塩分濃度の高い「かん水」を釜でたきあげる。例年は四月中旬から作業を始めるが、感染防止のために同施設が五月末まで営業を休止していた。一日から準備を進め、中旬に作業を始められる態勢が整った。
 施設が管理している同市馬緤町の塩田では四月中旬から作業し、今年は二カ所の塩田で十月中旬までに十二トンを目標に塩を製造する。
 奥能登塩田村での作業開始に伴い、同所での塩作り体験も七月一日から始める予定。九月三十日までで、前日までの予約が必要。(問)0768(87)2040 (関俊彦)

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