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アルコール消毒液車内に長時間放置 温度上昇で火災の恐れ

2020年6月27日 05時01分 (6月27日 12時02分更新)

 福井市消防局、JAF支部注意呼び掛け


 新型コロナウイルス感染予防のため、需要が増しているアルコール消毒液だが、気温が急激に上昇する夏の時期、車内に放置すると火災の原因になる可能性がある。福井市消防局や日本自動車連盟(JAF)福井支部は「夏と言えば熱中症への注意が必要だが、アルコール消毒液の扱いにも気を付けてほしい」と注意を促している。 (波多野智月)
 福井市消防局によると、アルコール消毒液の主成分のエタノールは室温一三度を超えると可燃性ガスが発生し、火気が近づくと引火の恐れがある。エタノールの濃度が高いアルコール消毒液は、消防法で危険物に指定されており、温度が高ければ高いほど引火の危険性も高まる。
 可燃性ガスは温度が高くなると膨張するため、気温が急激に上がる七月から八月にかけ、車内に消毒液が入ったボトルを長時間放置するとボトルに圧力がかかり、破裂する可能性がある。密閉空間のため車内にガスが全体に充満し、喫煙などをした場合には車両火災につながる恐れもある。
 JAFでは二〇一二年、色や駐車条件の異なる乗用車五台を用意し、三五度の炎天下での車内の平均温度を測定する実験を行った。その結果、ダッシュボードは黒色の車で七九度、白色の車で七四度まで温度が上昇。室温は白色が四七度、黒色が五一度まで上昇した。
 白色の車に日光を遮るサンシェードを用いた場合でも、室温は四五度まで上昇した。
 JAF福井支部の担当者は「万が一、アルコール消毒液を車内に長時間放置してしまった場合には、十分な換気をし、すぐの喫煙などは絶対にしないでほしい」と訴えている。

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