酒 × 伝統工芸 県優良土産品に    

2020年6月26日 05時00分 (6月26日 05時03分更新)
 県観光連盟が主催した2019年度の県優良観光土産品コンクールで、能美市宮竹町の宮本酒造店のカップ酒「KUTANI SAKE CUP」が連盟理事長賞、加賀市八日市町の鹿野酒造の日本酒「常きげん 友禅大吟醸」が、県物産協会長賞を受賞した。それぞれ九谷焼、加賀友禅という伝統工芸と日本酒を組み合わせており、土産物にふさわしい点が評価された。(平井剛、青山直樹)
 コンクールは同連盟が一九八七(昭和六十二)年度から毎年開いており、今回は百四十二点の応募があった。県知事賞一点、県観光連盟理事長賞二点、県物産協会長賞一点を選んだ。受賞商品は二年間、連盟のパンフレットで最優良土産品として紹介され、店頭でシールを貼ってPRできる。

九谷焼の3種類の器がある「KUTANI SAKE CUP」=能美市宮竹町で


県観光連盟理事長賞 宮本酒造店の九谷焼カップ


 KUTANIは能美市の九谷焼窯元「九谷百万石」が作った九谷焼カップ(百八十ミリリットル)に、地元産の酒米で造った「夢醸純米酒」を詰めた。カップの絵柄は三種類あり、石川の海の幸・山の幸と、縁起物の水引や起き上がり小法師などが描かれている。
 九谷百万石と宮本酒造店は三年前からタイアップして、ガラス瓶の従来品に代わるカップ酒を作り始めた。KUTANIはシリーズ第二弾の商品。宮本酒造店の後藤由梨社長(43)は「女性や若者が手に取りやすいデザインにしたのが良かった」と語る。飲用後のカップは花器やペン立てなどに利用でき、「お酒と一緒に地元の伝統工芸にも触れてほしい」と話す。一個二千五百円。(問)宮本酒造店0761(51)3333

県物産協会長賞を受賞した「常きげん 友禅大吟醸」(鹿野酒造提供)


県物産協会長賞  鹿野酒造の友禅大吟醸


 友禅大吟醸は県内限定で一七年から販売し、七百二十ミリリットルで二千二百円(税込み)。県観光連盟は受賞理由について「上品な香り、豊かな味わいの本格派の大吟醸。箱とラベルには加賀五彩で加賀友禅の優雅で繊細な絵柄が施されており、本県の観光土産品にふさわしい」としている。
 酒販店のほか、JR金沢駅構内の「おみやげ処金沢」でも販売している。鹿野博通社長(46)は「県内の方はもちろん、石川にお越しのみなさんに土産物として買っていただければ」と話している。(問)鹿野酒造0761(74)1551

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