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しのぶ流アイアン修正ドリル ショットに異変を感じたら…練習場で試してみてください!

2020年6月25日 05時00分

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 今回からアイアンのレッスンに移ります。まずは、ショットの修正方法について。今回はインパクトのポイントが分からなくなった時と、テークバックで力が入っていると感じた時に、私が取り組んでいる練習方法を紹介します。 (取材・構成 堤誠人)

7番か8番を使う

 年間を通してツアーで戦っていると、インパクトのタイミングがズレてしまい、ポイントが分からなくなることがあります。毎日、練習をしているのですが当たりが薄くなったり厚くなったりして、安定しなくなるのです。このような時に取り入れている練習方法は次のことです。
 ドリルをする時、私は8番アイアンや7番アイアンをよく使います。まず、アドレスの時に両足をそろえます。そして、テークバックを上げたらクラブを落とすだけというイメージで、クラブの重さを感じながら10〜20ヤードくらい先へ打っていきます。
 この時は体幹を意識して、スイングの軸をそろえて振っていくこと。そして、自分からインパクトを合わせていくのではなく、クラブが自然と下りてくるのを感じることが大事です。始めのうちは、完全に足をそろえて打つことが難しいかもしれませんので、少し離れていても大丈夫です。
 インパクトのタイミングが合ってきたら、少しずつスタンスを広げて打ってみてください。そうするとバランスよく、振りやすい、自分に合ったスタンス幅を見つけることができると思います。

ミートも飛距離も

 フルスイングしない地味な練習です。本当にこれでうまくなるのかな?と思う方もおられると思いますが、自分でインパクトのポイントが分かるとミート率が上がって飛距離も延びますし、方向性も安定します。ぜひ試してみてください。
 次は、テークバックについてです。緊張する場面でミスショットが増えてきたなと感じた時などは、テークバックを見直します。
 手でひょいと上げてテークバックすることを、「手上げ」と表現しています。手上げをすると、テークバックを引く時にフェース面が開きすぎたり閉じすぎたりと自由に動かせてしまいます。そうならないように最初の20〜30センチは、体でまっすぐ上げていくことを意識しています。

フェース面の意識

 そのための練習として、よくペットボトルを使ったドリルに取り組んでいます。まず、500ミリリットルのペットボトルを、ボールの後ろに少し間隔を空けて置きます。腹筋や背筋など体幹を意識して、ペットボトルを押しながらテークバックを上げていきます。この時に手の力だけで押してしまうと、ペットボトルが勢いよく飛んでいってしまいます。なので、体幹を使って「じわっと」テークバックを上げるイメージです。
 このドリルはフェース面の意識がしやすくなるので、シャンクなどのミスが多い方にもお薦めです。

【しのぶのひとりごと】

さあ開幕!全員で盛り上げましょう

 いよいよ、今日から国内女子ツアーの開幕戦が始まります。半年以上も試合がなくて、今までと違い選手は不安を抱えながらの試合だと思います。それでも、みんな開幕を心待ちにして、それぞれの課題に取り組んできたことと思います。この大会では、現在の自分の完成度を確かめる機会になると思います。
 試合には独特の緊張感があります。「失敗したくない」「少しでも上の順位にいきたい」などプレッシャーがかかる場面で、これまで準備や調整をしてきたことがどれだけ発揮できるのか。どのくらい仕上がっているのか。そして、その中で自分の力を出し切って優勝したり、いいショットを打てたりすると大きな自信になって、次の大会へ向けてモチベーションが上がります。
 私自身にとっても貴重な大会になりそうです。今年からコースセッティングの仕事もさせていただくようになりました。今までは選手だった自分自身の目線で「ここは難しい」などと思っていましたが、いろんな選手を見ている先輩方は「若い選手はここまで攻めてこられるかな」「シードをとる選手ならここは攻めてきてほしい。頑張って」と第三者の視点で考えています。
 現在のゴルフ事情が分かっていないと、こういうことはイメージできません。今大会はインターネットで中継されるようなので、いろんな選手をしっかり見て研究し、今後に生かしていきたいです。
 プレーする選手、大会関係者の皆さま、中継を見て応援してくださるファンの皆さま、みんなで力を合わせて盛り上げていきましょう!

 ▼諸見里しのぶ(もろみざと・しのぶ) 1986(昭和61)年7月16日生まれ、沖縄県名護市出身。身長160センチ。ダイキン工業所属。おかやま山陽高を卒業後、2005年のプロテストに合格。06年にツアー初優勝し、09年には6勝を挙げ賞金ランキング2位と躍進した。国内メジャー大会3勝を含むツアー通算9勝。昨季限りでツアーの第一線から退いた。

 取材協力 GOLF&FITNESS POINT芝浦(東京都港区海岸3の26の1 パーク芝浦7F) (電)03(6435)4521
(隔週木曜日の紙面に掲載)
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