コロナ基金を募る大会を企画主催し感染したジョコビッチに批判殺到…観客席はソーシャルディスタンス”ゼロ”夜はパーティー
2020年6月24日 12時39分
新型コロナウイルス検査で陽性だったと発表した男子テニスで世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(33)=セルビア=に批判が殺到している。ジョコビッチは3月からプロツアーが中断される中、今月に非公式の慈善大会「アドリア・ツアー」を母国とクロアチアで主催。自身を含めてトップ選手も出場し、世界19位のグリゴル・ディミトロフ(ブルガリア)や33位のボルナ・チョリッチ(クロアチア)らの感染が相次いで判明していた。
米スポーツ専門局ESPN(電子版)は「大会が行われたセルビアとクロアチアはソーシャルディスタンスがゼロで、ウイルス対策もされていないと批判されていた。観客席はぎゅうぎゅう詰めの満員。ジョコビッチはナイトクラブやレストランでパーティーに参加し、他の選手たちとハグしたり、サッカーに興じたりしていた」と報じた。
今月14日のセルビア大会の直後は、同地のナイトクラブでジョコビッチが多くのファンやディミトロフらと踊り、歌う動画がツイッターに出回った。ある選手は裸になり、舞台で踊るシーンも。この動画流出に、ニック・キリオス(オーストラリア)はツイッターで「大会敢行の決断はボーンヘッドだった。コロナ対策を無視すれば、こうなるということだ。これはジョークなんかじゃない」と怒りをつづった。
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