谷本石川県知事 またまた舌禍 「コロナとご縁」

2020年6月24日 05時00分 (6月24日 09時55分更新)
小松マテーレが開発した試作マスクを着けて中山賢一会長兼社長(左)らと懇談する谷本正憲知事=23日、石川県庁で

小松マテーレが開発した試作マスクを着けて中山賢一会長兼社長(左)らと懇談する谷本正憲知事=23日、石川県庁で

  • 小松マテーレが開発した試作マスクを着けて中山賢一会長兼社長(左)らと懇談する谷本正憲知事=23日、石川県庁で

「マスク開発」「社員感染」小松マテーレに


 石川県の谷本正憲知事は二十三日、新型コロナウイルス感染症に社員が感染し一時的に事業停止させた繊維メーカー、小松マテーレ(同県能美市)から新製品のマスクを贈られた際、「小松マテーレさんはコロナとはご縁があったということやね」と発言した。
 県庁で中山賢一会長兼社長らと面会した谷本知事は「最初はとんでもない関わり合いになっちゃったけど…。コロナ時代をうまく生かす方向に事が進んでいる」と話した。小松マテーレは夏に着けても蒸れにくく、洗って繰り返し使える抗ウイルス性のマスクを開発。既に国内外から引き合いがあり、増産態勢を整えている。
 新型コロナウイルスを巡っては、小松マテーレは二月にパリに出張した社員三人が感染し、三月に関連会社を含めた国内すべての生産・営業活動を二週間停止。感染防止対策を徹底するため、社員約千三百人を自宅待機にした。二〇二〇年三月期の連結決算では新型コロナの影響により、売上高が約二十億円減少した。
 懇談後、取材に応じた中山会長は谷本知事の発言について「繊維を通して人類に健康と安全と快適を与えることがわれわれの使命。コロナにこだわるものではない」と語った。
 谷本知事は、「ゲンキードラッグストアーズ」(福井県坂井市)が五月末にマスク二十五万枚を県に寄贈した際も、県庁を訪れた同社の藤永賢一社長に「ドラッグストアはわが世の春みたいなもんでしょう」と発言した。「県民の苦しみや不安に対する想像力がない」などの声が上がり、今月二日の記者会見で「私の不徳の致すところと肝に銘じ、言動に十分注意を払いたい」と反省の弁を述べた。

関連キーワード

PR情報